DAWN FX

The dawn is breaking

【週間示唆-振り返り41】

週間示唆は下記より。

 

dawnfx.hatenablog.com

 

ドル円

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切り返しをずっと追いかける1週間で、そろそろ売りたいという気持ちを抑えることに徹する期間でもあったと思う。窓を開けてくれたことでかえって順張りしやすかったかもしれない。トレンドに対する順張りをするだけでよかったと言える。1つ目の青丸は5波と窓埋め狙いのエントリ。2つ目は5波が3波の高値を更新したのでトレンド継続と判断し、3波目を1波にカウントし直した新たな3波狙い(1H緑波)と全体の3波を1波にカウントし直した新たな3波狙いができるところ(1H青波)。現在天井圏でWトップ形成中。ここからようやく売りたい病を発症しても許される場面。基本的にトレンド順張りを意識すれば大丈夫。

 

【ポンドル】

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いきつく場所はチャネル底だった。月足のピンク切り上げライン抜けからのエントリと安値更新からチャネル底までを狙ったエントリができる場面。こちらは単純に水平線メインでブレイク売りで次の水平線までという感覚で見ていた。

 

【ポン円】

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ウェッジ底を狙うようなトレードでこちらも安値更新のブレイク売りで黄緑水平線までのトレード。切り返しは1Hから底値圏の揉み合いを上抜けたところから上位MAまでの乖離を埋めるトレード。

 

【ユロドル】

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会心のトレードができたと思ったのがユロドル。青丸はダイヤモンド抜けのエントリ。当初は緑丸のところまでを狙っていたがポンドルが安値更新していったのを見て、N幅狙いに変えた。ちょうど300pips狙いでそこから反発が入っていたのでギリギリだったと思う。1Hではクラブ系のハーモニックが見えたのでその安値更新から161.8%ラインまでを取った。ダイヤモンドとハーモニックについては後述する。

 

【ユロ円】

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先週からずっと上位のMAが上値を抑えていたので天井からWボトムの斜めネックライン狙いで売っていく形で良かった。売り所は色々あったけど、とりあえず天井までかえってきたらという条件付きで3カ所ほど。ちなみに最後のは建値で切られている。1Hに色々ラインが引いてあるがこれも後述する。

 

 

・ダイヤモンドについて

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形としては菱形◇に見て取れる場合とよく見る宝石のダイヤモンドみたいに天辺が水平型の5角形型があると思う。これはどちらの性質も持っているような感じ。底値から高値までの軸ができているのがポイント。売り所は右端のMA寄せからだが、切り上げライン抜けからでも即乗りOK。

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ダイヤモンド抜けの勢いの良さというのはその性質上、上昇チャネルと下降チャネルが引ける場合が多くて、今回の場合は下抜け=上昇チャネルの否定なので残るもう一方の目線が強まるということだと考えている。そこに本来のトレンド方向の勢いも重なるので強く進行する。もちろんケースバイケースなのは言うまでもないけど、これが基本の考え方なのでライン抜け即乗りOKといってる理由でもある。入り損ねてもしばらく観察して戻りがきたらそこから乗っていけばいい。

 

 

・ハーモニッククラブパターンについて

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ハーモニックについては検索した方が早いのだけどとりあえず自分の見方だけでも記述しておく。端的にMやWの形が見えた時に右肩や右底が切り上がっているか、切り下がっているかを見ていく。ダウントレンドにおけるM字の場合はC点が切り下がり始めたらハーモニック系を意識する。教科書的なサイトには何%戻りというのが書いてあるけど、自分の場合は図の数値でだいたいで見ている。フィボはC点からの下落が始まってから引いていたので、その時にクラブ系の形に近いと思った。クラブはB点がX-Aに対して38.2%から61.8に収まるのとC点の戻りが大きいもののA点を超えてないのが根拠。ざっくりB点が50%以下ならバット、61.8%きっかりならガートレー、深押しで78.6%までいくならバタフライ、38.2%の浅めでC点が平行近いならオルトバット、88.6%の深押しでC点が平行近いならディープクラブ、その他C点がA点超えてくるならサイファーかシャーク。自分はハーモニック専門でもないのでそれくらい緩く見ているし88.6%とか11.4%はだいたいで見てるのでフィボラインには入れてない。この緩めな見方はオススメしないでおく。本来的にはD点からの反発狙いがハーモニックの使い方みたいだけど自分はD点狙いもよくやる。

 

・ユロ円1Hラインについて

最も汚いチャートに見えているのがユロ円だったが、きちんとチャートパターンは形成されていると思った。

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Wボトムの斜めネックラインが効いている。そのラインをサポートにして、赤の三尊、水色のウォルフ、黒のウォルフ、緑のダイヤモンドという形。緑のダイヤモンドはユロドルの時の菱形ではなくダイヤモンド型の5角形でイメージ。ずっと揉み合っているところで、ダイヤモンド上抜けの形を取っているようにも見える。揉み合いが激しいので黒切下げライン上抜けからエントリを考えるのが安全かなあという感じ。

 

【振り返りまとめ】

とてつもない相場だったと思う。しかしながらドル円が特に顕著で、もうそろそろ売りだろうと思っても、明確な転換シグナルが点灯するまでトレンドは継続するの言葉通り、順張りさえしていれば危ないことはない。SLの位置も同様で半端な位置に置く方がかえって危ないという場面が多かったと思う。これだけ動くと週間示唆の読み取りも意味をなさなくなってくるというか、常に考えを更新する必要があって非常に楽しい相場だった。月足から1分足に至るまでこんなにチャートにつきっきりだったのは久しぶりだと思う。