長い間、ずっと考えていたことは将来の展望だった。
いつかこの両耳が聞こえなくなったらどうするのか。たとえそこまで悪化しなくとも、これまでのような普通を享受することができなくなるのではないか。その時どうやって暮らしていけばいいのだろう。
将来に横たわる重苦しい雲の影が常に光を閉ざしている気がした。
そんな昏い未来を座して待つわけにはいかない。だからFXを選んだ。
耳が悪いなら何も聞かなくてもできる金稼ぎをすればいいじゃないか!
そんな覚悟とも開き直りとも取れる気持ちは、決して悲しみの色を持ってなどいない。夜明けを信じよう。まばゆく届く日差しが道を拓くはずだ。
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